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執筆者の写真エビナホーム

優良屋根材アスファルトシングル。あなたも見たことあるはず!



最近増えてきた屋根材でアスファルトシングルという屋根材をご存知でしょうか?

私は自分の家の屋根がアスファルトシングルで施工されているのですが、恥ずかしながらその時まで

名前しか知らず施工されているものを見たのも自分の家が初めてでした。今から8年前になります・・・。

言い訳を言わせてもらうなら8年前はそこまで多くなかった・・・ような気がします。

ですが、ここ最近の新築を見るとだいぶ増えてきてましたね。









アスファルトシングル屋根


今までは屋根材のメジャーといえば、昔は瓦、ちょっと前はコロニアルという純国産のものが多かったのですが、

アスファルトシングルはまだ輸入品が大半を占めています。もともと100年以上前にアメリカで開発された製品ということで

歴史も古く北米では広く使用されアメリカではそのシェアが80%以上という優れた商品になります。

それでは、どういう製品でどのようなメリットデメリットがあるかをご紹介しましょう。

アスファルトシングルは、ざっくり説明するとガラス繊維を防水シートで覆い表面に石粒などで保護装飾した

柔らかいシート状の屋根材です。他の屋根材との大きな違いはシートなので曲がるということでしょうか。









ニチハ㈱の製品構造


その素材の特性がそのままメリットになっているものが多いですね。

まずシートということで曲がります。曲面はもちろん割と複雑な形状にも追従するので、様々な屋根形状に対応できます。

そして、シートなので軽いことも大きなメリットになっています。最近は耐震性の観点から屋根材には

軽さが求められていますが、アスファルトシングルの重さは坪30kg弱とコロニアルの半分くらいの重さです。

さらに、耐久性及びメンテナンス性も良く、メーカーによれば10年から20年の耐久性が期待できるとのことですが、

実際には30年以上問題なく使用している住宅も多く存在し、ハイグレードな商品では30~40年の保証(制限付き)を

出している商品もあります。

メンテナンスについては、防水シートの上にアスファルトシングル(防水シート)を張っているような施工なので

水に強い上、問題が起きた場合に屋根上の作業でも他の素材のように割れたりすることがないため

修理も容易に行えます。さらに、耐用年数が過ぎてしまうときには、軽量なためカバー工法で重ね張りすることができます。

こんな良い事ばかりの屋根材ですが、デメリットもあります。糊張りと釘打ちで張り付けるという特性上、

風圧にまけて剥がれかけている家を見かけることがあります。

ただ、それは施工自体に問題があった可能性もありますので、一概に製品の弱点というわけでないのかもしれません。

大きなデメリットとしてはそのような施工品質も含め施工実績が少なく日本での歴史が浅いということでしょうか。

まだまだ屋根材としてはシェアが少なく経験のある業者が少ないということがあります。










使ってみて調べてみてこれほど優れた屋根材が今まで普及してこなかったのには

輸入品というところにちょっと政治的なにおいを感じますが、

今後大きくシェアを拡大していくことは間違いないでしょう。

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